クリニックについて
四谷内科・内視鏡クリニックはどんなコンセプトのクリニックですか?
四谷内科・内視鏡クリニックは、消化器内科と内視鏡、そして糖尿病・内分泌診療を中心とした専門クリニックです。単に「不調が出たら受診する場所」ではなく、予防医学を重視し、胃がん・大腸がんや生活習慣病を早期に見つけ、重症化を防ぐことを大きな目的としています。
院長は消化器内科・内視鏡の専門医として長年勤務医としての経験を積み、副院長は糖尿病や甲状腺などの内分泌疾患を専門とする糖尿病専門医です。それぞれの分野で専門性の高い医師が連携しながら診療を行うことで、「お腹の不調」「便の異常」「健康診断で指摘された異常」から、「血糖値が高い」「甲状腺を指摘された」「コレステロールが気になる」といった生活習慣病まで、一つのクリニックで総合的に相談できる体制を整えています。
どのような診療科がありますか?
一般的なかぜや発熱などを診る「内科」に加えて、専門的な診療科がいくつか用意されています。具体的には、食道・胃・小腸・大腸・肝臓・胆のう・すい臓などを診る消化器内科、胃カメラや大腸カメラなどの内視鏡内科、痔や肛門のトラブルを診る肛門内科、糖尿病や甲状腺・ホルモンの病気を専門的に診る糖尿病内科・内分泌内科があります。
さらに、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病外来、人間ドックや健康診断、予防接種などにも対応しており、「どこに相談すべきか分からない」という場合でも、まず内科や消化器内科で相談してもらえれば、必要に応じて院内の専門外来へスムーズに橋渡しできる仕組みになっています。
胃カメラや大腸カメラはどのような体制で実施していますか?
胃カメラ・大腸カメラは、日本消化器内視鏡学会が認定する「消化器内視鏡専門医」が担当します。内視鏡専門医は、一定以上の検査件数や治療経験を積み、専門的なトレーニングを受けた医師に与えられる資格であり、検査の質や安全性の面で重要な指標の一つです。
院内には内視鏡専用の検査室だけでなく、鎮静剤を用いた検査後に休めるリカバリールームも備えられており、苦痛を減らしつつ安全にも配慮した体制になっています。土曜日や一部日曜日にも検査枠が設けられているため、平日にお仕事やご家庭の事情で時間が取りにくい方でも検査を受けやすく、オンライン診療やWEB問診と組み合わせた「スマート大腸カメラ」によって通院回数を減らす工夫も行われています。
糖尿病や甲状腺など、内分泌疾患の診療も可能ですか?
はい、可能です。糖尿病専門医であり内分泌疾患を専門とする医師が在籍しており、糖尿病だけでなく甲状腺疾患、下垂体・副腎・性ホルモンの異常など、ホルモンバランスに関連した病気にも対応しています。
診療では、血糖値やHbA1cのチェックに加え、必要に応じて甲状腺ホルモンや各種ホルモン検査、頸動脈や甲状腺の超音波、CAVI/ABIなどの動脈硬化評価を組み合わせ、現在の状態だけでなく将来の合併症リスクまで見越した管理を行っていきます。「胃や腸の不調もあるし、血糖やコレステロールも気になる」といった方でも、一つのクリニックで相談しながら全身をフォローしていける点が特徴です。
肛門の症状(痔など)も診てもらえますか?
はい。四谷内科・内視鏡クリニックには肛門内科があり、いぼ痔(内痔核・外痔核)、切れ痔(裂肛)、痔ろうなどの肛門疾患に対応しています。
肛門の出血や痛み、腫れ、違和感、下着の汚れ、残便感などは、痔だけでなく大腸の病気が隠れていることもあるため、恥ずかしさから放置せず早めの受診がお勧めです。診察時はプライバシーに配慮した診察体制がとられており、カーテンやガウンを使って必要最小限の露出で診察ができるよう工夫されています。また、受付や待合スペースで病名を大きな声で呼ばれるようなことがないよう配慮されているので、「肛門のことで通うのは抵抗がある」という方でも相談しやすい環境です。
予約や受診方法を教えてください。WEB予約はできますか?
四谷内科・内視鏡クリニックでは、24時間利用できるWEB予約システムが用意されており、スマートフォンやパソコンから、診療科や日時を選んで簡単に予約することができます。初診の方でもWEBからの予約が可能で、あわせてWEB問診の入力を済ませておくと、当日の受付がスムーズになります。
また、症状や診療内容によってはオンライン診療にも対応しており、再診の血糖コントロールや薬の調整、検査結果の説明などを自宅から受けられる場合もあります。「まずは相談だけしたい」「急いで受診すべきか迷っている」といったときにも、オンラインを活用することで一歩踏み出しやすい仕組みになっています。
診療時間や、土日・日曜の内視鏡検査について教えてください。
消化器内科・内視鏡の外来は、火曜から金曜が午前と午後に分かれており、土曜日も夕方まで診療と検査を行っています。さらに第2日曜日には、内視鏡検査専用の枠が設けられていて、平日に休みが取りにくい方や、会社員・自営業の方でも検査を受けやすいスケジュールになっています。
糖尿病内科・内分泌内科も平日と土曜午前に診療しているため、内視鏡検査と生活習慣病のフォローを同じ日にまとめることも可能です。カレンダーもご参照ください。
アクセスはどうなっていますか?どの駅から行けますか?
当院は「東京都新宿区四谷2-11-6 フォーキャスト四谷6階」にあり、新宿通り沿いの分かりやすい立地です。最寄り駅は2つあり、東京メトロ丸ノ内線の四谷三丁目駅から徒歩数分、JR中央線・総武線と東京メトロ南北線が乗り入れる四ツ谷駅からも歩いて行ける距離です。
アクセスのページでは写真付きで詳しい行き方が紹介しており、四ツ谷駅側から来る場合も、四谷三丁目駅側から来る場合も、新宿通りをまっすぐ進むだけでフォーキャスト四谷の入り口に着くルートになっています。ビルの1階にはJOYFITなどのテナントが入っているため、初めての方でも目印にしやすく、通勤や買い物のついでにも立ち寄りやすいアクセスです。
どのような検査設備がありますか?
内視鏡検査用の設備として、胃カメラ・大腸カメラのための内視鏡システムと専用の処置室、洗浄・消毒機器、リカバリースペースなどが整えられています。これにより、胃や大腸の粘膜を直接観察し、がんやポリープ、炎症性疾患などを詳しく調べることができます。
さらに、心電図や胸部レントゲン、腹部・頸動脈・甲状腺などの超音波検査装置、ABI/PWV(CAVI)といった血管年齢や動脈硬化の程度を調べる機器も導入されており、消化器疾患だけでなく糖尿病や高血圧などの合併症評価にも対応可能です。採血設備も院内にあり、HbA1cなど一部の検査は当日中に結果が分かるため、その場で治療方針の相談がしやすいのも特徴です。
人間ドックや健康診断、支払い方法について教えてください。
四谷内科・内視鏡クリニックでは、通常の保険診療に加えて、人間ドックや各種健康診断にも対応しています。胃カメラや大腸カメラを含めた消化器ドック、生活習慣病を中心としたコースなど、目的に応じて選べるプランが用意されており、「がんが心配」「糖尿病や脂質異常が気になる」など、それぞれの不安にあわせたチェックが可能です。
支払い方法については、現金のほか各種クレジットカード(VISA、JCB、Mastercard、American Express、Diners Clubなど)に対応しており、院内には自動精算機も導入されています。これにより、検査後に受付で長く待つことなく、スムーズに会計を済ませることができます。人間ドックや自費検査の料金については、該当のページに一覧が掲載されていますので、事前にご確認ください。
胃カメラ検査(上部内視鏡検査)に関するQ&A
胃カメラ検査をなるべく早く受けるべき症状とはどんな症状ですか?
胃がんは初期段階での自覚症状がほとんどないため、なんとなく違和感がある場合でも検査を受けることをお勧めしております。胃がんは、内視鏡検査で早期発見・早期治療によって、生活に支障を及ぼすことなく寛解が期待できます。また、以下の症状がある場合は、なるべく早く検査を受けてください。
また、家族に胃がん罹患者がいる、慢性胃炎である、ピロリ菌感染陽性など、胃がんの発症リスクが高い方は、症状がなくても定期的に胃カメラ検査を受けることをお勧めしております。
胃カメラ検査は経鼻内視鏡検査と経口内視鏡検査どちらがお勧めですか?
経口内視鏡検査は、内視鏡スコープを口から挿入することで、嘔吐反射を起こす部分にスコープが当たって苦痛が伴います。当院では、こうした経口内視鏡検査における患者様の負担を軽減するため、鎮静剤を用いた検査によってウトウトと眠った状態で受けられる無痛内視鏡検査を行っております。一方、経鼻内視鏡検査では、極細のスコープを鼻から挿入するため、強い嘔吐感を避けることができますが、鼻に何らかの疾患をお持ちの方などは受けていただけません。いずれの方法にもそれぞれ利点と欠点がございます。胃カメラ検査における不安や心配事がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
経鼻内視鏡検査は本当に苦しくありませんか?
経鼻内視鏡検査は、鼻からスコープを挿入するため、嘔吐反射の起こる喉の奥部分に触れずに検査を行えます。胃カメラ検査特有の不快感がないため、経口内視鏡検査と比較して苦痛が少ないと言われております。極細のスコープを使用するため、鼻腔の狭さや鼻出血などの問題がない場合はスムーズに検査できます。ただし、こうした鼻腔の狭さや鼻出血などがある場合、また状況に応じて経鼻内視鏡検査を選択していただけない場合がございます。
なお、経鼻内視鏡検査は、局所麻酔を用いるため、挿入時など胃カメラ検査における痛みや苦痛はありません。
慢性鼻炎ですが、経鼻内視鏡検査は受けられますか?
慢性鼻炎があっても症状が落ち着いている時期ならば、経鼻内視鏡検査を受けることが可能です。ただし、花粉症がある方は粘膜が強く腫れる花粉の飛散時期を外すなどをお勧めしております。不安な方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
持病の薬を服用していますが、検査前は休薬しなければなりませんか?
検査ご予約の際に、普段服用中の薬について詳しくお伺いしております。検査前日や当日朝の服薬・休薬については、医師の指示に従ってください。
検査前日の食事で気を付けることはありますか?
前日の夕食は、消化の良いものをお取りください。夜の9時までには食事を済ませ、その後は検査終了後まで絶食します。水分補給は、水や薄いお茶など糖分の含まない透明の飲み物を適度にお飲みください。前日9時以降も水分補給していただいて構いません。
当日朝、来院するまでにすることは何ですか?
当日朝は朝食を取らずにご来院ください。検査開始2時間前まで水分補給していただけます。水や薄いお茶など透明の飲み物をお飲みください。
検査終了後はどんな制限がありますか?
麻酔が切れたら、まずは少量の水をお飲みください。むせずに水が喉を通る感覚に問題がなければ、普段通りに飲食していただけます。
胃カメラ検査は予約が必要でしょうか?
食事の状況や検査の空き具合により初診当日に胃カメラ検査を受けていただくことも可能ですが、出来れば事前に検査のご予約をしていただき、前日や当日朝の事前準備を行います。前日や当日朝の食事制限をしっかりと行うことで、精緻で正確な検査が可能となります。
検査終了後はどれぐらいで帰宅できますか?
検査終了後は、内視鏡専門医より検査結果の説明を行っております。鎮静剤を用いた検査の場合は、完全に覚醒するまで1時間程リカバリースペースでゆっくりとお休みいただきます。その後、結果のご説明を行います。その後、ご帰宅となります。
なお、検査の途中で組織採取を行った場合、検査結果が出るまで7〜10日程お時間がかかります。検査結果が出る頃に改めてご来院ください。
胃カメラ検査の費用はいくらぐらいですか?
検査費用は、患者様の状態や検査内容によって異なります。詳しくは胃カメラのページをご覧ください。
大腸カメラ検査(下部内視鏡検査)に関するQ&A
大腸カメラ検査をなるべく早く受けるべき症状とはどんな症状ですか?
症状がなくても定期的に大腸カメラ検査を受けることをお勧めしております。また、以下の症状がある場合は、なるべく早く検査を受けてください。
- 便に血液が混ざっている
- 赤っぽい便が出る
- 便が全体的に黒っぽい
- 便秘や下痢を繰り返す
- 便通異常が目立ってきた
- 残便感がある
- 腹痛
- 腹部膨満感
- 便潜血検査陽性
- 家族に大腸がん罹患者がいる
- 大腸ポリープがある
- 大腸ポリープ切除したことがある
- 高脂肪食や肉類が多い
- 喫煙経験がある
- 習慣的に飲酒をしている
- 運動習慣がない
など
なお、大腸カメラ検査の途中で大腸ポリープを発見した場合は、その場で切除手術が可能です。ポリープ切除によって、将来の大腸がんの発症予防に繋がります。
便潜血検査陽性を指摘されました。すぐに大腸カメラ検査を受けた方が良いでしょうか?
大腸カメラ検査は苦しい・痛いイメージがあって不安です。
当院では、最新の内視鏡システムを導入し、経験豊富な消化器内視鏡専門医による質の高い検査を実施しております。苦痛が伴う内視鏡スコープ挿入時は、軸保持短縮法を用いて大腸カメラ検査における不快感を最小限に抑える工夫をしております。また、鎮静剤を用いた無痛内視鏡検査も実施しております。不安な方は、事前に当院までご相談ください。
大腸カメラ検査は日帰りで受けることができますか?
大腸カメラ検査の前は、自宅で下剤服用するしか方法はありませんか?
当院では、院内で下剤服用していただくことができます。ご自宅で服用が不安な方は、お気軽にお申し出ください。
大腸カメラ検査にかかる所要時間はどれぐらいですか?
検査当日にかかる所要時間は、下剤服用などの前処置に3時間程、検査自体に15~30分程かかります。鎮静剤を用いた検査の場合、検査終了後はリカバリースペースで1時間程お休みいただいてからのご帰宅となります。
大腸カメラ検査の途中で大腸ポリープを見つけた場合は、その場で切除できますか?
当院では、大腸ポリープの切除を日帰りで実施しております。ポリープが大きい場合や数の多い場合は、入院が必要となるため高度医療機関をご紹介しております。
大腸カメラ検査時は、着替えを持参した方が良いですか?
ご来院後は、検査着を着用するので着替えは必要ありません。
大腸カメラ検査終了後は、車を運転できますか?
静脈麻酔を使うため、検査後は自動車やバイク・自転車の運転は出来ません。ご家族の送迎もしくは、公共の交通機関をご利用ください。
当日に服用する下剤を減らすことはできますか?
前日の3回の食事を水分のみ又はゼリーなどの半固形物にすれば、下剤量を減らすことができます。出汁や透明なスープなどもお勧めです。食事の詳細については、具体的なアドバイスをお伝えしますので、ご不明な点がありましたらどうぞお気軽にお問合せください。
大腸カメラ検査での注意点はありますか?
便秘や下痢になりやすい方は、検査の前に便通を改善しておきます。特に、便秘の場合は便秘解消してから下剤服用する必要があります。また、便通が正常の場合でも、検査数日前から水分をしっかりと摂るように心がけてください。下剤服用にあたって不安なことがある方は、事前の診察時に医師にご相談ください。なお、普段から服薬している方など持病がある方も医師にご相談ください。検査当日、前日の休薬・服薬に関しては医師の指示に従ってください。
検査前日の食事制限はありますか?
前日の食事3回は、消化の良いものを召し上がってください。検査食または、白粥や素うどんなどがお勧めです。なるべく具材や薬味を入れないでください。また、腸内に残りやすいキノコ類や薄皮や種・粒などがあるものは控えてください。高脂肪分の食材も避けてください。夕食は21時までに済ませ、その後、水分補給は水や薄いお茶など糖分の含まれないものをしっかり摂ってください。
当日朝は、どのように過ごせば良いでしょうか?
検査当日の朝食はとらずにご来院ください。水分補給は水や薄いお茶で摂ってください。
検査終了後の食事制限はありますか?
大腸カメラ検査のみで組織採取や大腸ポリープ切除を行っていない場合は、検査後の食事制限はありません。まず、少量の水を飲んでむせるなどの問題がなければ、通常の飲食に戻して大丈夫です。大腸ポリープ切除を行った場合は、検査終了後の数日間は消化が良いものを召し上がってください。飲酒は、検査から1週間が経過するまで控えてください。
検査当日に入浴できますか?
大腸カメラ検査のみで組織採取や大腸ポリープ切除を行っていない場合は、ご帰宅後入浴が可能です。大腸ポリープ切除を行った場合は、検査終了後数日はシャワー浴で軽く済ませてください。
大腸カメラ検査は予約しないと受けられませんか?
大腸カメラ検査は、事前にご予約が必要です。
大腸カメラ検査終了後は、すぐに帰宅できますか?
大腸カメラ検査終了後は、医師より検査結果の説明をしております。鎮静剤を用いた検査の場合は、検査終了後しばらくお休みいただいてからのご説明となります。その後ご帰宅いただけます。
大腸カメラ検査にかかる費用はどれぐらいですか?
