胃痛を改善するポイント

胃痛を改善するポイント

胃痛を改善するポイント胃痛は日常的に現れやすい症状ですが、その要因は様々あります。胃痛が起きている原因によってアプローチは変わりますが、本記事では代表的な対処法を紹介していきます。

胃痛時の食事

胃痛が起きている際には、食事には当然気を配る必要があります。「積極的に取るべきもの」、「避けたほうが良いもの」をそれぞれ紹介します。

積極的に取るべきもの

  1. 消化が良く、胃に優しい食品
    例)お粥・白米・うどん・豆腐・納豆など
  2. 蒸した野菜
    蒸した野菜は柔らかく消化しやすい食品です。
  3. 脂肪が少なく、消化しやすいタンパク源
    例)鶏胸肉・白身魚など
  4. プレーンヨーグルト
    胃の酸を中和し、消化を助ける効果があります。
  5. カボチャやさつまいも
    消化が良く、胃を保護する効果があるとされています。

避けたほうが良いもの

  1. 刺激物・辛い食べ物
  2. 脂っこい食べ物
  3. 冷たい食べ物
  4. 不溶性食物繊維
    例)ごぼう・レンコン・きのこなど

胃痛時の生活習慣

胃痛の改善のために、食生活の見直しは欠かせませんが、同様に生活習慣も改善していく必要があります。

適度な運動

胃の働きを良くするためには、特に有酸素運動をすることが重要です。有酸素運動をすることで、副交感神経が優位になり、胃の働きが改善されます。ウォーキング、軽いジョギング、水泳、サイクリングなどが効果的です。

ストレス緩和

ストレスは胃腸の働きと密接に関連しています。できる限り精神的に負担がかかることは避け、自分なりのストレス緩和方法を見つけましょう。シャワーだけでなく浴槽に浸かったり、アロママッサージを受けたりするなどは、リラックス効果があってなお良いでしょう。

十分な睡眠を取る

寝不足な状態は体に大きな負担がかかり、内臓にも同様に影響があります。食後2時間以降から、十分な睡眠(7時間程度)を取ることが理想的と言えます。

食事の時間・量

摂取する食べ物の種類だけでなく、食事の時間と量にも気を配る必要があります。食事と食事の時間はできれば6時間程度あけ、それぞれの食事で適量を摂る(一度の食事で食べ過ぎない)ようにしましょう。

薬を上手く利用する

現在では、病院に行かずとも薬局で胃薬を購入することができます。医療用医薬品と効能は違えど、軽度の胃痛であれば十分に改善を期待できる市販薬も多く存在します。現在の自分の状況と照らし合わせ、適切な薬剤を選択するようにしましょう。
胃痛時に飲む薬について、詳しくは下記のページをご覧ください。

胃痛を改善するためには、食事内容に気を配るだけでなく、生活習慣の改善や薬を上手に使うことも必要です。これらの改善を行っても、胃痛が治らない場合には、すぐに専門の医療機関を受診するようにしましょう。

当院は、胃痛を含む消化器症状の診療や、内視鏡検査に力を入れて取り組んでいます。胃痛の診察や、内視鏡検査を受けることを検討されている方は、お気軽にご相談ください。

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